実施概要
【活動名】 「ぐるーん式 自給自足生活 日帰り無人島編」
【趣 旨】年齢、地域、家庭環境の異なる子供たち
(虐待などで親と離れて生活している子ども達や里子も含む)が集まり、
「自然の中、自力で生きる」ことをテーマとしたさまざまな体験を行うことで
周囲の状況を冷静に分析する観察力、思考力、決断力、行動力
そして仲間作りの力など、一つでも「できる!」と
自信をつけることで子どもたちが逆境に負けず
力強く未来を切り開いていけるきっかけとなる(原体験)作りをすること。
【内 容】無人島でのロープワーク、や釣りや磯での食糧採取、火おこしと
空き缶を使ったごはん炊きにチャレンジし、マスターする。
【日 程】平成26年9月20日(土)天候:小雨のち曇り
【場 所】横須賀市猿島公園
【参加者】児童養護施設在籍の児童 7名 里子1名 一般児童15名 大人19名
計42名
【スタッフ】講師3名 ぐるーんサポーター3名
参加者の声
ぐるーんのサバイバルイベントに息子と参加しました。
超マイペースな息子…初めのロープ結びや釣竿の準備などでは、
「難しいよ〜できないよ〜」岩場の釣りでも、なかなか当たりもなく…諦めモード。
ただ、釣りでアオイソメというミミズのような餌を人に配ったり、
お魚を真剣に観察したり、カレー作りのときには、炭火に風を送るお手伝いをしたり、
息子なりに楽しくできること、お手伝いを一生懸命していました!
最後は、参加していたお友達と元気に走り回っていました!
苦手なこともあるけど、自分にできること得意なことは頑張る!
そんな息子が偉いなぁと思いました。
最後のフリータイムでは、
海のない埼玉県民は尻まで水に浸かり大はしゃぎ…
ホントに楽しい一日になりました!
昨日はぐるーんさんのサバイバルイベントで猿島に渡りました。
施設の子どもや里子、一般の子供までみんな一緒に楽しもう!というイベントです。
これがかなりのサバイバル内容でワイルド感タップリ!
ロープワークから磯釣り、空き缶を使った飯炊きまでとても楽しく、
この先実戦でも使える内容でした。また、どんな環境下にあっても子どもは子ども。
みな仲良く遊ぶ姿に癒されました。
準備されたスタッフの皆様はかなり大変だったことでしょう。
ホントに有難うございました!
本当にお世話になりました。 他の職員に「楽しかった」と話してたらしいので、
本当にそうだったんだろうなぁ・・・と。 磯釣りは凄く印象に残ったようです。
講師コメント
今回のサバイバルイベントの依頼を受け、
幼児から中学生までができるプログラムを作るにあたって、
その土地の利点や特徴を生かすことに注力いたしました。
猿島での実施は私も初めてであり、特に昨年の公園内施設火災事故の後、
実施可能かどうか難しい判断でしたが、
横須賀市環境政策部公園管理課の皆様のご協力により
無事に実施することができました。
またイベント当日、小雨の状況の中お子様をお連れいただいた保護者の皆様、
たくさんの機材を運ぶのをお手伝いいただきました株式会社トライアングルの皆様、
そしてぐるーんのサポーターの皆様に深く感謝申し上げます。
子どもたちの「体験するチャンス」はぐるーんのみなさんの抱っこ同様に、
等しくしくすべての子どもたちに与えられるべきと考えます。
海のない県に住む子ども、親から離れている子ども、
親御さんに経験がなく野外活動の体験が得られない子、環境は様々ですが、
これからも多くの子供たちが自然に親しみ、野外での活動の素晴らしさや、
「僕にも、私にもできる」ことを感じてもらえるような活動を提案したいと思います。
終わりに
年齢、地域、家庭環境の異なる子供たちが集い、
自然の中で自力で生きる小さなサバイバルをすることで、
こども達は「自分にもできる」
という成功体験を楽しみとともに得られるイベントとなりました。
釣り餌の取り付けや結びの手伝いなど、「できること」で
初めて出会った友達とも自然と仲良くなっていきました。
また、子どもを支える大人達も本気でサバイバル体験に取り組みました。
参加者の皆様が怪我もなく笑顔ですべてのプログラムを行い、
目的を達成することがでましたことに安堵するとともに、
保護者の皆様、講師、横須賀市教育委員会、
そして最後になりましたが子供たちの育成支援のために
深いご理解をいただきました、子どもゆめ基金の皆様に深く感謝申し上げます。