みんなで座って本を読んでる途中に、私の膝に頭を置き、眠ってしまったＨ君。眠る前にはお母さんとお父さんと一緒に幼稚園の入学式で撮った写真を見せてくれました。

5時になりお風呂の時間もあり、ちょうど私も帰るので施設の先生が起こすとぼーっと歩いて行きました。帰ろうと思ったら上の階から大泣き声が！私を送って行きたかったらしいです。

きっと眠ってる間にお母さんの膝と思ってしまったんだと思います。起こされた時は、寝起きすぎて状況がわからずにいたけど、なんとなくお母さんのことも思い出して泣いたんだと思います。

思わずぎゅ～っと抱きしめたら、わかってはいるのに改めて小さな体を感じました。この小さな体で毎日色々なことを感じ、言いたいことがまだ上手く伝えられない中、葛藤して不安にもなったりしてるんだろうなぁ、と思うとたまらない気持ちになりました。

自分を子ども達の立場に置き換えたら、私はこんな風にまだ会って間もない人に人懐っこく抱きついたり、親兄弟じゃない人々の中で毎日を過ごせただろうか・・・。

回を重ねるごとに、ホントに色々なことを考えます。人生色々なことがあるけれど、施設に行き子ども達を見ていると、自分を顧みることもあり、私の方が成長させてもらえるような気がしています。