学童でお仕事をされている、ぐる〜んサポーターさんから以下のメールをいただきました。
お母さんが亡くなり、独身の伯父さんが引き取って育てているという一年生の男の子。状況を聞くと、いろいろと気にかかることもあり、心配していました。
私たちができることって、乳児院の子ども達を抱きしめるだけではありませんね。
また、男の子の成長、お聞かせください。楽しみにしております。
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先日お話ししました、伯父さんに養育されている一年生の男子のその後のことです。伯父さんはとても誠実な方で 一所懸命に子育てをされています。安心しました。
ただ、今まで亡くなられた妹さんの看病のため、「テレビに子守りをさせていました。」と話されていました。
折り紙、トランプ、縄跳び、ブランコ...すべてが初めてで 目を輝かせて遊びます。
自分の名前を書いたことがないので、かわいい手に鉛筆を正しく持たせ、その子の後ろにまわり、私の手を添えて、一字一字練習しました。
教えている時、涙がこぼれてしまいました。
この作業は、母親が一番楽しみにしている大切な作業です。
この子にとって、人生で最初に自分の名前を書くという、記念すべき作業を私がやらせて頂いて申し訳ないような思いがしました。
生きて、母親としてこの子にたくさんしなければならなかったことができず、
お母様はつらかっただろう、と思います。
伯父さんも、家に帰ってからの様子や学校での持ち物についてなど、分からないことを話してくださいます。この子は夜間はオムツをして寝ていることも話されました。
今まで、子育てについての相談相手がいないため、伯父さんもこの子と同じように、心を開くことができなかったようです。
早めのお迎えだった時は、一緒におやつを食べて、子どもたちとお掃除をして帰られました。
大人も子どももあたたかく迎えられ、話を聞いてもらえれば、心が柔らかくなるのですね。
連休明け、子どもたちはどんな話をしてくれるか楽しみです。
お忙しい有尾さんに 長々と書いてしまい、申し訳ありません。
今日も良い日にします。ありがとうございます。