Mary（仮名）から以下のご相談をいただきました。「抱きしめる」という意味を考えさせられる、とてもよい相談でしたので、ご本人の紹介を得て、私の回答とともにご紹介します。
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『今度小学校にあがる親しい男性(日本人）の娘さん（日本人）について相談させてください。その女の子は両親の離婚で、自分から父親を選びました。どんな母親だったのか当事者同士にしか解りませんが、本来まだまだ母親に甘えたいであろう幼稚園児が、いろいろとやせ我慢している様子が手に取るように伝わってきます。私は今は父親の「大切な友達」として女の子に接しています。他人の私が抱きしめてあげるのは、余計な事でしょうか？』
有尾美香子からの回答
『いきなり私の子どもの話で恐縮ですが、息子は5歳のとき、こんなことを言ってきました。
「おかあさんとおとうさんは、昔は仲良しで結婚したんだけど、仲が悪くなっていっしょに暮らせなくなったんでしょ？ぼく、ちゃーんとわかってるんだよ。」
離婚をしたいきさつ（私は子どもが半年の頃に前の夫と別居。子どもが1歳で正式離婚をしていますので、子ども達は前の夫と私が一緒に暮らしていた頃の記憶はありません。）を隠していたわけではありませんが、まだ早いと思ってくわしいことは話したことがありませんでした。でも、子どもが接する世界は大きくなるに連れて広がってきます。いつの間にか、子どもなりに離婚という言葉の大枠を把握していることに驚きました。
そして、小学生になって、最近はこんなことを言います。
「おかあさん、好きな人いないの？」
「どうして？」と聞くと、子ども達は彼らなりにそうした質問をしてきた理由を伝えてくれます。その理由を聞いていると、私への思いやり、父親がいる生活への憧れなど、子どもなりにいろんなことを感じ、考えているのだということがよくわかります。
子どもというのは、本当に予想以上によく物事を見ていますし、理解しているもの。特に大人が見失いがちな本質的なことほど、その純粋な心と眼差しで正確に掴んでいるものかもしれません。だからこそ、一時しのぎのなぐさめでない行動をとりたいと私は思うのです。
ようこさんが気にされている女の子は、両親の離婚に際して、ご自分でお父さんを選んだということ。女の子もお父さんのことを心配したり、昔のお母さんを想ったり、お父さんとお母さんと一緒に暮らす生活に憧れたりしているに違いありません。
「抱きしめる」という行為の意味は、年齢によって、シチュエーションによって、国によって、様々に異なってくると思います。その女の子はもう1、2歳の幼児とは違いますから、「抱きしめる」という行為も、幼児に対するそれとはまた違った意味を持ってくるはずですし、乳児院で職員のサポートをするために定期的にエプロンをして行う抱っこと、お父さんの「大切なお友達」として女の子を抱きしめるという行為の重みは違うように私には思えます。女の子は、もしかしたら、Mary-sanのことを新しいお母さんになる人だと期待するかもしれません。
女の子を真に癒す意味で抱きしめていいのは、新しいお母さんになる覚悟がある方だけだと思います。もし、今の段階では決断つきかねているということであれば、スキンシップ遊びのようなもので一緒に遊ぶのが小学生にあがる頃の女の子には有効ではないでしょうか。スキンシップを通して心を開いてきたら、女の子の方から心の内を話して来るかもしれませんね。』
" Mom, do you have some good one(man) in mind?"
I questioned..."Why?"...They tried to express reasons why them made such a question. It gave me hintings..for them, it may derive from some desire for a possible life with a dad character, or heart-felt care for me....I truly found out that it comes from lots of different feelings they think and they go through as they grow.
Children see things very observantly much more than we expect, and understand very well. Especially they can see intrinsic things that we adults tend to miss out. They may grip things more accurately with their pure mind and eyes. That is why we would like to be responsible for our act that isn't just a temporary relief/or soothing.
Mary's concern is the fact that the girl chose her father on her own will at the time of her parents' divoice. The girl must be worried about her father, must be thinking about her mother or may be dreaming of herself living together someday with her own two parents.
Meanings of "Holding tight (cuddling)" may differ significantly based on ages, circumstances and/or countries. Since this particular girl is no longer an infant like one or two years old, act of "Holding her tight" may have completely different meanings compared with the act of doing the same over infants, thus it occurs to me that the significance of doing dacco (holding/hugging/cuddling) or holding infants in our arms with aprons attached(to help/support staff at infant homes) is different from "holding tight" of the girl as Mary being a "Special friend to her father". The girl may expect Mary as her new mother.
If we are to aim at healing the girl in true meanings, who would be allowed to hold her tight? As far as I am concerned, it should be a person who have already made up one's mind to become her new mother. If undecided yet at this stage, playing together in the method of tough-and-feel would be effective for girls before elementary school. Through this type of contact, she may open up her mind, then she may further start talking about her stroy buried deep in her mind.